買う前に確認する基準

ロボット掃除機の選び方|まず家の5か所を測る

用意するのはメジャー1本。測るのは家具下、段差、ドック置き場、ラグ、床の通り道の5か所です。測れない場所は「分からない」のままで大丈夫。

記事内の入力は、該当する質問への回答を一時保存して質問画面へ引き継ぎます。残りの質問にも答えてから候補を確認してください。

選び方の前提

ロボット掃除機は、機能が多いほど家に合うとは限りません。まず、入ってほしい家具の下に届くか、部屋の間を移動できるか、ドックを置けるかを確認します。ぴたせれでは、このような条件で合わない機種を外し、残った候補の確認点を示します。「最適な1台」を断定するための診断ではありません。

対象は、カテゴリの一覧に載せた掲載中の12機種です。市場の全機種や、同じシリーズの別型番まで含む比較ではありません。本体やドックの公表寸法は設置検討の手がかりになりますが、実際の段差通過、障害物回避、音、汚れ落ちは仕様だけでは判断しきれません。測れていない場所は無理に推測せず、「分からない」として先へ進み、購入前の確認点に残してください。

家具下の高さ

メジャーを床に垂直に当て、床から家具の底面までを測ります。ソファの前だけでなく、左右の入口や奥の補強材も確認し、掃除させたい経路で最も低い場所を記録してください。布の垂れ下がりや床の傾きで、見た目よりすき間が狭いこともあります。複数の家具がある場合は、必ず入りたい家具の最小値を基準にします。

家具下の測り方の模式図 床から一番低い部分まで
模式図(縮尺なし)。通る範囲の中で、床から家具の最も低い部分までの高さを測ります。何か所か測って、いちばん小さい値を使います。

目安になる数字があります。対象12機種の本体高さは、いちばん薄いSaros 20で79.8mm、いちばん高い機種で111mm。8cmを切ると、Saros 20でもすき間はほぼありません。11.5cmあれば、12機種すべてが本体高さを下回ります。ただ、本体高さぴったりのすき間で入れるとは限りません。境目の数字が出たら、もう一度測りましょう。

段差

掃除してほしい部屋を結ぶ経路を歩き、敷居やレールを探します。床面から段差の上面まで、メジャーを垂直に当てて測ってください。高さだけでなく、角が直角か丸いか、手前に傾斜があるか、段差の上面にどれだけ奥行きがあるかも記録します。行きと帰りで形が違う場合は、両方向を確認します。

段差の測り方の模式図 1段の高さ
模式図(縮尺なし)。段差は1段ごとの高さを測ります。2段の合計と混同しないでください。

段差の公表値は、そのまま比べないでください。1段ぶんの数値を出しているのは、12機種のうちDEEBOT X8 PRO OMNI(20mm)とX50 Ultra(4.2cm)の2機種だけです。Saros 20の「8.8cm」は2段の合計で、1段の値ではありません。

ドック置き場

ドックを置きたい床で、使える幅と奥行きを測ります。壁の巾木や家具の脚も含め、実際に空いている範囲を確認してください。高さは床から棚板などの障害物までを測り、給水・排水タンクやふたを上へ取り出せるかも見ます。コンセントの位置、電源コードの取り回し、前方の出入りの経路まで含めて置き場を考えましょう。

ドック置き場の測り方の模式図 壁 置き場の幅 高さ
模式図(縮尺なし)。置き場の幅・奥行き・高さを測ります。ドック周りの余白は機種の説明書で確かめてください。

ドックの大きさは機種でかなり違います。幅は213mmから387mm、高さは250mmから670mmまで。棚の下に置くなら、ここで候補がぐっと減ります。周りの余白を公表しているのはEufyの2機種(左右0.5m・前方1.5m)だけ。ほかの機種も「空けなくていい」わけではないので、説明書の設置図で確かめましょう。あわせて、タンクを上へ抜くスペースがあるかも測っておきましょう。

ラグと床

ラグは、床から表面までの厚みと毛足を分けて確認します。端を定規で測り、柔らかい毛が立っている場合は、その長さや沈み込みもメモしてください。縁の盛り上がり、滑り止め、房飾りは、本体の進入やブラシの巻き込みに関わります。薄く見えても端がめくれるラグはあるため、中央の厚みだけで判断しないようにします。

モップリフトは、水拭き部を持ち上げる機能です。公表されたリフト量がラグの厚みを上回っても、毛先との接触や濡れを避けられる保証にはなりません。カーペット検知時の動作、進入禁止の設定、モップを外す運用も機種ごとに確認します。また、黒っぽい床や濃色のラグは、落下防止センサーの判定に影響する場合があります。色だけで通れるとは決めず、公式の注意を確認してください。センサーを覆うなど、安全機能を無効にする使い方は避けましょう。

床の置きっぱなし

掃除する部屋の床を見て、コード、靴下、小さなおもちゃ、薄い布、ペット用品が残りやすい場所を確認します。家具の脚の間はメジャーで幅を測り、本体が進む通り道があるかも見てください。床の物を一度すべて片付けた状態だけで考えるより、普段の暮らしで何を毎回移動できるかを整理すると、運用の負担が分かります。

回避機能には、距離を測るセンサーや画像を使うものなどがあり、検知できる対象や大きさ、明るさの条件が異なります。方式の名称だけで、細いコードや透明な物まで避けられるとは判断できません。床の地図を作る機能と、小物を見つけて避ける機能も同じではありません。回避機能がある機種でも、巻き込みや汚れの拡散を防ぐための片付けは前提にします。毎回残りそうな物を質問で回答し、候補の注意点を読んだうえで、進入禁止区域などの設定も検討してください。

汚れ・水拭き・手入れ

まず、取りたい汚れを分けます。ほこりや毛の吸引を中心にするのか、足裏の皮脂や食べこぼしの跡に水拭きも使いたいのかを考えてください。水拭きには、パッドを引く方式、振動や回転を使う方式、ローラーを使う方式などがあります。方式名だけで汚れ落ちの順位は決められず、床材に水拭きが可能かも床材側の説明で確認します。

自動集塵は本体のごみ捨てを、モップ洗浄・乾燥は使用後の作業を減らすための機能です。ただし、ドックのごみ袋交換、給水、汚水捨て、洗浄トレーの掃除、ブラシの毛の除去などは残ります。容量が大きくても、衛生面からこまめな手入れが必要な場合があります。質問では汚れの種類、水拭きの希望、減らしたい手間を分けて答えます。消耗品代や交換部品の入手先も含めて、自分が続けられる作業かを確認してください。自動化されても、紙パックの交換や汚水捨ては残ります。

予算

本体とドックの購入費に加え、紙パック、フィルター、ブラシ、モップ、指定洗剤などの費用も見ておきます。交換の目安は使用環境で変わるため、一律の年額を決めつけず、公式の消耗品価格と交換案内を確認してください。置き場の変更や段差対策が必要なら、その費用も予算に含めると購入後の負担を考えやすくなります。

販売価格は、時期、販売店、セット内容、クーポンなどで変動します。ぴたせれでは確認日を付けた参考価格帯だけを使い、今その金額で買えるとは案内しません。同じ機種名でも付属品や保証条件が違う場合があるため、注文画面で型番、同梱物、送料、税込の支払総額を確認してください。予算の境目にある機種は、参考価格帯だけで買えると決めないようにします。購入リンクに広告が含まれる場合は、その近くに明記します。予算条件は候補を整理する目安として回答してください。

結果の読み方

「候補」は、回答された条件と確認済みの仕様の範囲で、外す理由が見つからなかった機種です。実際の部屋での動きや使い心地は、ここでは判定できません。候補に残っていても、寸法、床材、設置条件などの購入前の確認点を読み、商品ページの公式出典で根拠を確認してください。候補の並び順は、性能の順位ではありません。

「確認後に選べる候補」は、回答や仕様に不明な点があり、条件の確認が必要な機種です。購入に進む前に、示された場所を測り直すか、公式窓口へ問い合わせます。「外れた機種」は、今回の条件に合わないと判定された機種であり、製品全体の評価が低いという意味ではありません。入力を間違えた場合や使い方を変える場合は、回答を修正して結果を見直してください。判断できなかった点は、フォームから送れます。返信はしていませんが、質問を作り直すときに使います。